デンマーク紹介 -ヒュッゲ溢れる国-


こんにちは!
フライング タイガー コペンハーゲンのakemiです。

前回までで、デンマークの各月の紹介は終了しましたので、今回はデンマークの文化の紹介をさせていただきます。

デンマークとコーヒー Dansk kaffekultur

意外に思われるかもしれませんが、コーヒー好きの間では、行ってみたい国として語られるデンマークです。
特にコペンハーゲンにはたくさんのコーヒーバーが点在していて、コーヒー愛好家にとっての楽園となっています。


人気コーヒーバーのひとつ、CUB Coffee Bar
Source: Visit Copenhagen
 

高いコーヒー消費量

デンマークは、世界トップレベルのコーヒー消費量を誇る、コーヒーが大好きな国です。
その消費量は、ルクセンブルグ*、フィンランドに次いで、世界第3位で、一人あたり1日平均で3〜4杯 のコーヒーを飲むと言われています。

*非課税のルクセンブルグには近隣諸国からコーヒーを買いに人々が集まり、統計的に高い消費量となっている。


1人あたりの1日杯数(全人口平均)、日本は0.93杯で30位
Source: Tripgraphics
 

‘Hygge’に欠かせないコーヒー

Hygge(ヒュゲ・ヒュッゲ)とは、「人と人とのふれあいから生まれる、温かな居心地のよい雰囲気」という意味の、他の国の言語では置き換えられないデンマークの個性を形成しているともいえる言葉です。


このhyggeにはコーヒーが不可欠とされています。
家庭で、職場で、知人友人と会っておしゃべりをするにも、デンマークの人々はコーヒーを片手にhyggeな時間を過ごします。
 

夜更けにコーヒーや紅茶を嗜む“aftenkaffe(アフトゥンカフ evening coffee)”と呼ばれる古風な習慣があります。
夕食のデザートとはまた別に、菓子も供されるお茶の時間で、まさしく一日をしめくくるhyggeなひと時を過ごします。

デンマーク人男性と結婚した友人、夫の実家を初めて訪れた時、夜な夜な供されるコーヒーと大きなケーキに驚かされたと話してくれました。
「古風な習慣」と申しましたのは、健康志向が高まる近年では、この素晴らしくも「悪しき習慣」を敬遠する人が増えているからです。
 

デンマーク人が好むコーヒー

デンマークを含めた北欧では、コーヒーの主流は“浅煎り”の豆です。

一般市民だけでなく、コーヒーのプロであるバリスタ達も酸味のある浅煎りコーヒーを好む傾向があるといわれます。
多くの人がこの浅煎りのコーヒーを何も加えずに飲みます。
1日に何杯も飲むことから、すっきりとした味わいが好まれるのでしょう。
 

コーヒーと一緒に、午前中であればヴィエンナブロ(いわゆるデニッシュペーストリー)、午後にはケーキ類を楽しみます。
デンマークでは(おそらく多くのヨーロッパの国々では)、夏でもコーヒーはホットで飲むのが一般的です。
「おいしいアイスティーは来日の楽しみのひとつ」というデンマーク人も、アイスコーヒーは「あり得ない」と言います。
 

世界が認める焙煎所

デンマークは、世界的に評価の高い焙煎所があることでも知られています。
例えばThe Coffee Collective、ワールドバリスタチャンピオンも在籍する、コーヒーブームのパイオニア的な焙煎所として知られています。

アフリカや南米などの生産農家に、直接コーヒー豆を仕入れに行く「ダイレクトトレード」を行い(フェアトレードのさらに25%の金額を上乗せしている)、常に品質の高い豆を販売していることから世界中にファンがいます。


The Coffee Collective
Visit Copenhagen
 

いかがですか、デンマークの街角でコーヒーを味わってみたくなりますね。

次回は、先日コペンハーゲンへご旅行、おいしいコーヒーを求めてカフェ巡りもなさったパーティー部 2代目部長のsakino さんにお渡しして、最新のカフェ事情など伺います。

次の記事をお楽しみに!
 

この記事を書いた人

aa(akemi)

フライング タイガー コペンハーゲン一番のデンマーク通。
息子とハンバーガーを愛する社内ブロガー。
不定期で、デンマーク紹介をしていきますので、皆さんお楽しみに!

写真引用
Tripgraphics
http://tg.tripadvisor.jp/coffee/
Visit Copenhagen
https://www.visitcopenhagen.com
Great Coffee Spots
https://www.visitcopenhagen.com/copenhagen/gastronomy/great-coffee-shops-spots

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