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デンマーク紹介 -ヒュッゲ溢れる国-
デンマークの1月について (第10回 デンマークの1月)
こんにちは!
フライング タイガー コペンハーゲンのakemiです。
明けましておめでとうございます。よいお年をお迎えのことと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
女王の新年のお言葉
デンマークの大晦日と新年は、クリスマスと並び一年で最も心浮き立つイベントの一つです。
大晦日の夕方、多くの家庭では、間もなく終わろうとする一年に感謝し、新たにやってくる年を祝う年越しパーティが行われます。
このパーティに招かれたら、6時頃あるいは6時過ぎに到着するのはとても失礼。
なぜなら6時から女王陛下の『新年のお言葉』がTV放映されるからです。
『新年のお言葉』を述べられるマルグレーテ二世(2017年12月31日)
Photo by:Keld Navntoft
Source:SCANPIX/The Royal House
女王は、国や国民が直面している事々について非政治的な意見を述べ、平均的なデンマーク人はこのスピーチで国の状態と方向性を確認することになります。
人々は友人や家族とともにライブ中継を観て、スピーチの内容について議論と分析を行います。
この番組は最高視聴率を誇り、取り上げられるトピックスについて賭けが行われるほど注目が集まります。
にぎやかなパーティーの再開
番組が終わると年越しパーティの再開です。
新年の歌と二種類の国歌、合わせて三曲を合唱するのも大晦日の伝統です。
時計の針が12時を回るといっせいに教会の鐘が鳴り響いて新年を祝います。
普段シャイなデンマーク人も、この時ばかりは見知らぬ人同士もGodt nytår!(ゴートニュートォー)と声を掛け合います。
そして繁華街と言わず、住宅地と言わず、花火が打ち上げられます。
ロケット花火などをバスやアパート、パトカーに向けたり、ごみ箱や郵便受けに投げ入れたりして、危険きわまりありません。
風があると打ち上げ花火が倒れるなどして、負傷者続出。
どこから飛んでくるか分からないので、外出には専用の花火ゴーグル着用を推奨しています。
元旦には必ず「花火による負傷者」がニュースになります。
新年を告げる教会の鐘をかき消すように、デンマーク全土で花火が上がる
Photo by:Jacques Holst
Source:Visit Copenhagen
何にもルールがないわけではありませんよ。
花火に関する新しい法律が2014に施行されました。
法律の一部をご紹介すると・・
販売は12月15日~31日、使用は12月27日~1月1日の6日間に限るというものです。
これ以外の期間に使用する場合は花火師を雇う必要があります。
個人は5kgまで保管できますが、外国からの持ち込みは禁止されています。
年越しの常軌を逸したとも言える使用状態を考え合わせると、きびしいのかゆるいのかよく分からないデンマークの花火事情です。
夜通し飲んで騒いで歌って踊って、翌日の元旦は二日酔いと夜更かしのために寝正月となることは必至。
そんな彼らも1月2日からはいつもどおりの生活に戻っていきます。
ヘルシー & セールの季節
クリスマスから新年にかけて、たっぷりとごちそうを味わい、のんびり過ごしたデンマークの人々。
1月の新聞や雑誌に"ダイエット"の文字を見ない日はないくらいにこの時期の人々の最大の関心事は肥満の解消です。
決意を新たにした人たちは、さっそくジョギングやジム通いをはじめ、ヘルシーな食事に切り替えます。
フライング タイガー コペンハーゲンの売場にエクササイズやスポーツ用品がでてくるのは、そんな背景があるんですね。
飽食の代償を払う時、ヘルシーでおいしいものを求めて
Photo by:Brooke Lark
Source:Unsplash
Source:Flying Tiger Copenhagen
二大イベントが終わり暗くて寒いだけの1月ですが、楽しみが全くないわけではありません。
年明けに合わせてセールをスタートする店が多く、1月の街はセールだらけ。
昨日まで店頭を飾っていた商品が30%オフ、50%オフになります。
ちなみにショーウィンドーや店内で%とあるのは、マイナスという意味です。
Photo by:Benedikt Geyer
Source:Unsplash
街の広場に出現する天然のスケートリンクも真冬の楽しみ
Photo by:Daniel Rasmussen
Source:Visit Copenhagen
冬至が過ぎたとはいえデンマークは冬のまっただ中。
しばらくは仕事や勉強にいそしみ、日々を大切に暮らしながら、春の訪れを待ちます。
写真引用
Visit Denmark/Copenhagen Mediacenter
https://www.skyfish.com/p/copenhagenmediacenter
Unsplash
https://unsplash.com/
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